Anca Croitoru
アンカ・クロイトール
ミクストメディア・コラージュ・アーティスト
Takuya Watanabe
渡邊拓也
映像インスタレーションヴィジュアル・アーティスト
Chiharu Mizukawa
水川 千春
ヴィジュアル・アーティスト
ANCA CROITORU アンカ・クロイトール EN
ルーマニア出身のアンカ・クロイトールは、バルセロナを拠点とするミクストメディア・コラージュ・アーティストでありワークショップ・ファシリテーターです。ダダイズムの生々しく直感的な精神に深く共感するアンカは、不完全さと真正さを受け入れ、コラージュを自己発見と感情探求のツールとして用いていてきました。
彼女の創作プロセスは自発性に根ざし、あらゆる制御から自由に心から直に立ち上がる創造的行為として表出します。拾い物やリサイクル素材のみを使用した彼女の制作では、あらゆる紙切れが新たな意味を与えられています。
藤野での滞在制作では、周囲の藤野の風景が自らの内面の風景とどのように共鳴するかを探り新たなコラージュ作品の制作に取り組みます。
また、地域に住む人々と出会い、手書きのメモ、パッケージ、チラシなど、様々な理由から保管された紙製品等を通して、地域の人々の物語の断片の収集を試みます。それらは個人的または共同的なコラージュ作品となり、身の回りの紙素材を通して記憶と感情を保存する創造的な方法として提示されることになります。
滞在中には、アップサイクル・コラージュ・ワークショップも予定され、滞在最終週のオープンスタジオでは、藤野での創作活動の成果を発表する展示を行います。
関連イベント
・9月7日 (日)「アップサイクル・コラージュ・ワークショップ」
申込みフォーム
・9月20日(土)・21日(日)オープンスタジオ
参加型作品コラージュキャンバスを実施予定
水川 千春 CHIHARU MIZUKAWA EN
1981年大阪生まれ。2006年よりアートプロジェクトを中心に日本各地で制作を続ける。廃材や生活用水、海水などを用いて作品を制作。国内外で数多くのレジデンス、展示に参加。代表的な作品は、風呂の残り湯、温泉、雨、川、海の水などを使って描き、火に触れることで、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がる、独自の「あぶりだし」技法で制作されている。これは、かつて日本文化の子供の遊びだったものを、日本現代画の画法へと昇華させたものである。
今回の滞在制作について
これまで20年ほど、廃墟や、閉鎖した工場、戦後の市場など、いろんな場所で滞在制作をして、その土地で採取した水を素材に使い、「あぶりだし」技法で描いてきました。今は、お隣の山梨県に住んでいて、藤野には5年間ほど馴染みがあるのですが、この地での滞在制作ははじめてです。今回は、藤野に流れる、秋山川、相模川、相模湖、そこから行き着く海まで、この場につながる水を素材に使い、この地とあらためて繋がりながら、あぶり絵を制作したいと思います。
関連イベント:
・9月20日(土)・21日(日)オープンスタジオ
20日(土)16時〜 あぶり絵ライブパーフォマンス