MiSHŌ Residency 01
About the Project
ナイチンゲールの回廊
作曲家でサウンド・アーティストのアグネ・マトゥレヴィチューテは、「Nightingale corridor − ナイチンゲールの回廊」と題した音楽パフォーマンスの制作を日本で開始します。本作品で彼女は、自身がこれまで精力的に取り組んできた「空間における音の探求」という制作テーマをさらに発展させ、伝統的な楽器を用いて演奏するといった従来の音楽概念を解体した上で、環境や建築そのものを主な音楽的要素として扱う作品制作を試みます。
京都を訪れた彼女は、二条城の「鶯張りの廊下」にインスピレーションを受けました。
この体験は、「建物を楽器と捉えることができるだろうか」という建物から発せられる音から構成されるサウンドとダンスのパフォーマンス作品の着想へとつながります。
アグネと今回の作品の制作チームは、このテーマを巡りリサーチを行うために藤野に滞在します。日本のとりわけ里山の風景が残る藤野の集落の音風景、そして、地域の人たちと交流し人々がそのような音たちをどのように感じながら暮らしているか探求したいと考えています。
滞在中には、ワークショップとインスタレーション展示の開催も予定しています。
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