水川 千春 CHIHARU MIZUKAWA   EN
1981年大阪生まれ。2006年よりアートプロジェクトを中心に日本各地で制作を続ける。廃材や生活用水、海水などを用いて作品を制作。国内外で数多くのレジデンス、展示に参加。代表的な作品は、風呂の残り湯、温泉、雨、川、海の水などを使って描き、火に触れることで、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がる、独自の「あぶりだし」技法で制作されている。これは、かつて日本文化の子供の遊びだったものを、日本現代画の画法へと昇華させたものである。

今回の滞在制作について

これまで20年ほど、廃墟や、閉鎖した工場、戦後の市場など、いろんな場所で滞在制作をして、その土地で採取した水を素材に使い、「あぶりだし」技法で描いてきました。今は、お隣の山梨県に住んでいて、藤野には5年間ほど馴染みがあるのですが、この地での滞在制作ははじめてです。今回は、藤野に流れる、秋山川、相模川、相模湖、そこから行き着く海まで、この場につながる水を素材に使い、この地とあらためて繋がりながら、あぶり絵を制作したいと思います。

関連イベント:
・9月20日(土)・21日(日)オープンスタジオ 
  20日(土)16時〜あぶり絵ライブパーフォマンス