The Beauty of Everyday Things / FUJINO PHOTO PROJECT
Fujino・フォト・プロジェクト ー The Beauty of Everyday Things
神奈川県北西端の街・藤野に暮らす家庭を対象に、里山でのありふれた日常の中から瑞々しい今の瞬間を詩的な方法で捉えることを試みるフォト・プロジェクトです。
このプロジェクトは、2つのフォト・シリーズから成り、それぞれ最終的に本として出版することを計画しています。
このプロジェクトを通じて、この地域に暮らす人たちの中にさらなるつながりや連帯感が生まれたり、さらには地域を超えて共感を呼ぶものを作ることを目指します。
助成:藤野まちづくりセンター地域活性化事業交付金
この2つのフォト・シリーズ制作のため、それぞれ撮影に協力していただける地域の方を探しています。
詳しくは以下シリーズの概要をご覧いただき、ぜひ、ご参加ください!
プロジェクトのタイトルは、民藝運動の設立者の一人である柳宗悦のエッセイ「The Beauty of Everyday Things」(邦題「下手ものの美」)から引用しています。
柳はここで主に普段使いの物の美しさについて書いていますが、このプロジェクトで表現したい美しさの本質もここに表されています。
誰もがありふれた日常にある美しさの一部でありその作り手でもある。
そのようなことを表現したいと思っています。
The title for the series is borrowed from Soetsu Yanagi book, The Beauty Of Everyday Things.
In the book S.Yanagi writes about ordinary appliances/objects those beauty is inherent in it’s simplicity.
They are churned out without much thought by artisans, as continuously as repetitive buddhist chant.
In these photo series a simple plate stands for a daily life: too insignificant, too brief, too ordinary to pay attention to,
but if allow a pause, if allow to look at the detail with an intention- the beauty is present.
What is beauty?
A singularity of a moment
A constelation within scattered things,
The universe and yet only a brief glimpse. Life, time, reflected in mundane settings.
Everyday Cooking Rice Ritual 毎日のご飯炊き(仮題)
炊いたご飯というのは日常的な主食ですが、ご飯の炊き方、用いる道具、好みなどみんなそれぞれ独自のスタイルを持っているのではないしょうか。
このシリーズでは、この地域に暮らす家庭の中の些細な視点から「ご飯を炊く」という日常のありふれた儀式/行為に表れるありのままの美しさを捉えることを試みます。
主に、60歳以上の、可能であれば藤野出身の方からお話を聞き撮影を行うことで、ご飯に関する子どもの頃の記憶や、この地域特有の思い出や歴史を紐解きながら、視覚的な物語を作りたいと考えています。
上記の通り、60歳以上の藤野出身の方でご協力いただける方を探しています。
また、この方はどうかな、と思うお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。
写真撮影とインタビューは、数回のセッションにわたって行います。
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今後、各シリーズのテーマに関連した集まりやワークショップ等の開催を予定しています。
こちらは決まり次第改めてお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
【ご連絡先】
Fujino・フォト・プロジェクト事務局
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