ラウラ・クトゥカイテ
演出家・アーティスト/リトアニア
ラウラ・クトゥカイテ(1993年生)は、リトアニア出身の演出家・
アーティストであり、現代リトアニア演劇における個性的な表現者の一人です。実験演劇、ドキュメンタリー的手法、協働的なリサーチを横断しながら、フィクションと現実の境界をしばしば曖昧にする実践を行っています。
プロジェクト
Listening to the Mountain / MAは、地球環境の変容を、私たちが共有する悲しみの一形態として捉えるアーティスティック・リサーチ・プロジェクトです。
藤野での滞在中、ラウラ・クトゥカイテは、風景、音、記憶、そして土地との日常的な関係の変化を通して、喪失をどのように感じ取れるかを探ります。周辺を歩き、耳を澄まし、音を録音すること、さらに地域住民をはじめ、林業従事者、庭師、職人の方々と出会うことを通じて、何かを表象するのではなく、注意深く耳を傾けることを基盤とした実践を育んでいきます。
リサーチの成果は、親密なパフォーマティブ・ウォーク、あるいは公開形式のワーク・イン・プログレスとして発表される予定です。地域の人々を招き、ともに耳を澄まし、立ち止まり、風景を体験する――あるいは、その風景を悼む――時間を共有します。
本滞在は、クトゥカイテが従来の演劇の枠を超えた表現形式を探究する機会にもなります。