アウステ・ズダンチューテは、映画とドキュメンタリー・アートを専門とするインディペンデントの映画キュレーターであり文化プロデューサーです。
ヴィリニュス芸術アカデミーで修士号を取得し、「現代映画のアイデンティティと展示戦略:リトアニアの事例研究」という論文を執筆しました。
2011年から2018年までドキュメンタリー映画の映画祭プログラマーとして活動する傍ら、映画、音楽、出版、視覚芸術、ガーデニング、詩などを結びつける数多くのプロジェクトを主導。最近では、駐仏リトアニア共和国大使館の文化担当官(2018年から2025年)として活動し、フランスとリトアニアの機関や文化ネットワークの連携を促進しました。その仕事は、2024年秋、フランス全土で開催された「リトアニア文化シーズン」として実を結びました。
文化イベントの制作における学際的なアプローチの方法を追求し続けているアウステは、2021年にフランス中部の小さな村、ラヴォーディユーに文化・交流スペース「NAMAS」レジデンシーを共同設立。このレジデンス・プロジェクトは、現代の学際的アート、境界を越えた研究、実践的な実験と教育に焦点を当て、様々な実験的プログラムが現在も行われています。
リサーチ・プロジェクト
MiSHŌ Residencyでのレジデンス期間中、アウステは改めてアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの基本的な理念を探求し、地域に根差して展開されるアート・プロジェクトがどのように世界的な意義を持ちうるかを考察します。